根菜類の食べ合わせ

野菜の食べ合わせには色々あります。

昔からいわれるものや、最近わかってきた酵素の働きなどによって考えられる食べ合わせなど、様々ありますね。

中には迷信的なものやほとんど気にしなくてもかまわないものまであります。

食べ合わせは消化がよくない、お互いに拮抗作用のある栄養を一度に摂取するとうまく吸収されないといったことから起こるものです。

しかしながら、目的とする栄養素がほんの少ししか含まれていない場合や、他の栄養素を摂取することが主な目的の場合は、あまり気にする必要はないでしょう。

ニンジンと大根の食べ合わせ

根菜類の食べ合わせで、ニンジンと大根は良くないと言われます。

ニンジンのアスコルビナーゼという酵素が大根のビタミンCを壊すという理由によるものです。

紅葉おろしとして、一緒に混ぜて食べるのはあまり感心する食べ方ではないですが、「なます」にして食べる、煮物に合わせるなど、酵素の働きを抑えるようにして食べると問題はありません。生

食の場合も、スティックサラダなど比較的大きく切って食べる場合には気を遣う必要は無いでしょう。

根菜類と脂肪を含む食品の食べ合わせ

根菜類と脂肪の多い食品の食べ合わせもよい食べ合わせです。

根菜類に多く含まれる食物繊維は、脂肪の吸収を抑える働きがあります。

これを利用して、ビタミンB1の多い豚肉と一緒に煮込む、EPA等の摂取を考えたブリ大根なども理にかなった食べ合わせなんですね。

特にゴボウは食物繊維も多いので、ぜひ加えたい素材です。豚肉のショウガ焼に大根おろしを加えてあっさり食べられるように工夫するのもいいですし、秋はサンマにおろしで消化も助けます。

気にしなくても良い食べ合わせも

根菜類との悪い食べ合わせで「ゴボウと鮎」というのがあります。ゴボウは夏に収穫するものもありますが、一般的には秋から冬にかけての食べ物。

鮎は夏の代表格。旬が違うため、おいしく食べられないというだけの理由のようです。

鮎は料理法も限られており、ゴボウと一緒に食べる機会は少ないかもしれません。

でも酢ゴボウなどはお酒のおつまみにもおいしいので、もしどこかで一緒にメニューが出てきたら、食べても何の問題もありません。

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