旬の野菜でも露地野菜が一番
野菜の栄養を効果的に摂取しようと思えば、旬のものがいいといわれます。
冬場には寒い冬を乗り切るために身体を温める野菜が多く、夏場には暑さを和らげるために身体を冷やす野菜が多くなっています。
旬のものは安く購入できるので、手軽に栄養摂取もできますね。
最近ではサプリメントや特定保健用食品(特保)によって栄養を保管しようという人も多くなってきました。
しかし、これも誤った使い方をすると過剰摂取で副作用を起こすこともあります。
通常の食事に少し工夫すればそれで十分な栄養物質もあります。野菜からしっかり栄養を摂ることを考えましょう。
一年中ある野菜?
野菜は何でも年中あるというのが当たり前になってきました。
ピーマンやブロッコリーなどは海外から輸入されることもあり、季節感が無くなってきましたね。
国内産であってもハウス栽培のおかげで年中出回るようになってきました。
このように新鮮な野菜が年中出回ることは、東北地方などで顕著だった漬け物文化による塩分の摂りすぎを減らし、結果として高血圧や納所中を予防するのに役立ちました。栄養がバランスよく摂取できるよい時代になったものです。
改良される野菜の味
野菜の味が変わってきたこともよく指摘されることですね。
昔は野菜の苦みや臭いが嫌いで、野菜嫌いになった人も多かったようです。トマトの青臭さ、ピーマンの苦み、ニンジンの香り、思い出してみてください。
今では全体として糖分が多くなり、そういったクセのある野菜が減ってきました。
ところが、このクセ、アクにもなるものですが、この中に重要な栄養が存在することもあるのです。
ピーマンの苦みはアピゲニンという物質で、脳を老化から守る重要な働きをします。ニンジンの香りにはαピネンという物質があり、心をリラックスさせてくれる効果があります。
品種による栄養の差
一般に旬の野菜であっても栄養価は露地栽培の方が高く、ハウス栽培では少なくなっています。
また、同じ露地栽培であっても、旧来の品種のが最近の品種よりも栄養があるようです。栽培方法によっても栄養価が異なりますので、できるだけ旬の露地栽培野菜を用いることが効率よく栄養を摂取できます。
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