元気が出る山芋料理の工夫

イモ類でちょっと違うのがジネンジョなど、ネバネバ系のお芋。おなじみのバットのようなナガイモなら、小さめのもの5cmくらいで60kcalと、それほどカロリーが高いというわけではありません。

よく使われる料理は麦とろなど、だしで割ったジネンジョなどをご飯にかけて食べる方法。口当たりもよく、食欲のないときにいいですね。お芋の種類によってネットリ感(コシ)が違うので、だしの量を加減しましょう。

だしは濃くして醤油の量を減らし、減塩に努めましょう。

ナガイモの栄養素

ナガイモはさくっとした食感がおいしい食べ物で、お酒のおつまみにもよく使います。栄養としてはカリウムや銅を多く含んでいますが、ここではパントテン酸に注目してみましょう。

これはビタミンBに属する物質ですが、副腎皮質ホルモンの分泌を促進し、ストレスに対して抵抗性を高めます。

パントテン酸は、他にもいろんな食べ物に含まれていますので、普通の食事をしていればそんなに不足するものではありません。

しかし、アルコールやカフェインが多い中では消耗されやすい物質ですので、お酒を飲む際には積極的に摂取する必要があります。

余分な量は尿によって排出されるので、過剰摂取による害はほとんどありません。

山芋などに含まれるパントテン酸は、脂質や糖をエネルギーに変えるのを補助する役割も果たしており、食欲がない人でもエネルギーを生み出すことが容易になります。

その意味でもご飯と一緒に食べるのは効果があるのですね。

ダイエット中の人はさらっとしたナガイモの方がジネンジョなどよりもカロリーが少ないので、できればナガイモを選びましょう。

だしで割って食べる方法では、少し粘りけがないので、すり下ろしたものに鰹節、塩昆布などを混ぜてだしの代わりにするとおいしく食べられます。

別に煮物に使ってもいいですね。

ムチンの効果

山芋のネバリは、里芋と同じムチンによるものです。タケ類の「なめたけ」もムチンが多いとされています。

この二つを組み合わせてお酒のおつまみにすれば、消化を助けて、アルコールによる肝機能の負担も少しは軽減されます。

消化酵素なども含まれているので、ナガイモは生の状態で使うことがポイントです。

しゃきっとした歯触りと粘った感覚を同時に味わうため、ナガイモは小さく角切りにしましょう。

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