果菜類・果実は旬のものを
野菜で一番多いものは果菜類かもしれませんね。また、季節感を感じさせてくれるのが多い食べ物でもあります。
白菜など葉物類でも季節の野菜はたくさんありますが、特に初夏から秋にかけては果菜類が多く出回る季節です。
料理をおいしく食べるには、見た目の美しさや季節感というのも大切です。色とりどりの野菜を盛りつけて、食卓を明るく楽しくしていきましょう。
旬の野菜・果物と栄養素
夏の果菜類や果物を色よく盛りつけるのは見た目で食欲を増す効果だけではなく、栄養面でも豊富な食事をすることを可能にするものです。
トマトやリンゴは西洋でも「医者いらず」といわれるほど栄養が優れた食品です。
夏場は特に体力を消耗しがちですので、スタミナをつける食事を心がけ、それに伴い弱った胃腸を助けるために消化を促進する食べ物を一緒に取り入れていきましょう。
冬野菜として定着している大根も、辛い夏大根は消化酵素を多く含んでいるので、有用に使えます。
果菜類を筆頭に季節感が強調されるのには、精神的な意味合いだけではありません。
夏の野菜は身体を冷やす効果があり、冬の野菜は身体を温める効果のあるものが多くなっています。
野菜によっては原産地での摂る時期と違っているものもありますが、長い間日本の風土で育てられてきたなかで、栄養も日本の季節に合わせて変化してきたのでしょうか。
例えば、トマトなどは5月がおいしいといわれます。
確かに糖分はゆっくり時間をかけて熟成した方が高くなる傾向にあるのですが、その他の栄養は夏の旬におおくなります。
たくさん出回る時期は安く購入できる時期でもあるので、積極的に食べましょう。
果菜類や果実の味を決めるのは?
果菜類や果実の糖分が多いほどおいしいといわれます。
確かに甘いものはおいしいですね。しかし、野菜の本当の「おいしさ」は、酸味や香り、場合によっては苦みも含めてのおいしさであるべきと思います。
実際に栄養という面では、この酸味や苦みに中に含まれることもあるので、野菜のクセを楽しむことも忘れずにいたいですね。
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