ポリフェノールが豊富な野菜
ポリフェノールという言葉もよく聞きますね。ポリフェノールにはたくさんの種類がありますが、大きく分けてフラボノイド系、フェノール酸系の二つに大別されます。
フラボノイド系は、さらにフラボン類、カテキン類、アントシアニジン類などさらに細かく分類されます。
それぞれに効果も違います。「ポリフェノールがたくさん含まれるので、○○に効果があります」などと宣伝されますが、その物質によって○○のところが異なるのはそのためです。
フラバノンの種類に属するポリフェノールでナリンギンという物質は、夏みかんなどの果皮に含まれる苦みの元になっている成分です。
この物質は胃の消化活動を抑える働きがあり、ダイエットをしている人には効果的です。生で食べる場合には袋の部分も一緒に食べるようにしましょう。
苦みがどうもあわない人は、マーマーレードをうまく使うことでもこれらを摂取できます。
ピーマンに含まれる栄養素
ピーマンに含まれるアピゲニンは、フラボン類に分類される物質です。抗酸化作用があり、活性化キナーゼに生成過程を阻害し、脳を老化から守る重要な働きをします。
ピーマンはビタミン類も多く含んでおり、サラダにも活用したい食べ物です。独特の香りが苦手な人は、火を通して食べましょう。
歯切れもよくしたいので、色よく仕上げて見た目もおいしく仕上げましょう。アピゲニンは、ピーマンの他にもパセリやセロリに多く含まれています。
サラダのドレッシングにこれらを細かく刻んで入れてあげると、香りもよく楽しめます。
ルチンの効果
フラボノールの中では、ルチンが有名です。
夏の野菜ではカボチャ,ナスなどに多く含まれています。この物質は血液の流れをよくする働きがあり、生活習慣病の予防につながります。
夏場のエアコンに当たりすぎて調子が出ないのは冷え性に似た現象が身体の中で起こっているからです。
ルチンを含む野菜を摂取して、血行をよくすると、身体の芯から温まります。夏場なら、カボチャのポタージュでも食べましょう。
アピゲニンの多いパセリを散らせば細胞の老化も防いでくれます。
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