ビタミンB1やカロチンは加熱もOK
ビタミンB1やカロチンは加熱もOK
ビタミンでも、ビタミンB1は加熱処理してもビタミンCよりは壊れにくい物質です。
ビタミンB1は身体の中で糖分をエネルギーに変換するとき、酵素とともに重要な役割を果たします。
この物質が不足するとエネルギー代謝がうまくいかないので、疲れやすいなどの症状が起きます。
脚気にも効果があるとして知られ、米ぬかに多く含まれています。
葉物野菜では、芽キャベツやほうれん草に多く含まれます。
米ぬかは食べ物としてはあまり使いませんし、米ぬかを含んだ胚芽米も加工処理されていないと消化が悪い場合があります。
ビタミンB1も野菜から摂取する方法を考えましょう。
手早く料理することが大事
ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、水に溶け出すのはビタミンCと同じですが、加熱による損失はビタミンCと比較すると少ないようです。
加熱時間が長ければそれだけ多くの損出になりますので、熱に強いといっても、短い時間に調理してしまうことが大切なこと、煮汁ごといただくことが重要なのは他の水溶性ビタミンを摂取する場合のポイントと同じです。
ほうれん草のおひたしもおいしいですが、できればスープで食べた方が良いということになります。
ビタミンAは油に溶け、水に溶けない
カロチンは脂溶性ビタミンといって、水にはあまり溶け出さない物質です。
ビタミン類といってもひとくくりにはできないので注意しましょう。
葉物野菜では、小松菜、ほうれん草など、色が濃い野菜に多く含まれています。
油に溶けやすい性質をうまく利用して、油炒めやごま和えなどにすると吸収がよくなります。油揚げと小松菜やほうれん草をさっと炒めて軽く煮ると、上手に摂取できますね。
カロチンは体内でビタミンAに変換されて作用する部分もあります。
コレステロールが高かったり、体脂肪を減らす食品を取り入れている場合、特にDHAを多く含む食品では、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を阻害する可能性があります。
でそこで、DHAを含む食品を摂る場合には、カロチンを多く含む野菜を積極的に摂るように心がけましょう。
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